【認知症患者世界一の日本!見直すべき食事のポイントとは?】セミナーを開催いたしました
暮らしの相談セミナーを開催いたしました
2025年6月3日(火) 10:30~12:00にパレスへいあんを会場に、『認知症患者世界一の日本!見直すべき食事のポイントとは?~食が鍵?!認知症リスクを減らす食事選びと避けたい食品の種類などのお話~』と題してセミナーを開催いたしました。
本日の講師には、家事代行・訪問介護・認知症改善サービスの提供をしていらっしゃる株式会社IDENTITY(アイデンティティ)代表取締役 野地 数正さんをお招きしました。
株式会社IDENTITYは、家事代行サービス「BLUE・BLUE」を主体サービスとしてスタートし、サービスを利用されるお客様の高齢化に伴い、介護サービスを求める声が増えたことで、訪問介護サービス「フリケア」や認知症改善サービス「ユーモラス」などを展開されました。
野地さんは、認知症リハビリテーション専門士や全国家事代行サービス協会副会長、さらには福島学院大学で客員講師を務めるなど幅広くご活躍されています。
本日は、一般的な認知症に関する知識に加えて、少し異なる視点からの改善方法をお話いただきました。
セミナー内容
●認知症の基礎知識について
・「老化によるもの忘れ」と「認知症のもの忘れ」
・認知症の症状「中核症状」と「周辺症状」
・認知症の原因となる病気の比率
・認知症高齢者の増大
・仙台市の認知症高齢者推移予測
●認知症の改善について
・認知症≠改善しない は大きな誤解
・認知症の治療方法「薬物治療」と「非薬物治療」
・非薬物治療の種類
●認知症の正体はなんであるのか?
・生活習慣との関係
・非薬物的介入、認知症予防のためのガイドラインについて
●MMSEテストをやってみましょう
・実際の30問テストの一部にチャレンジ
●認知症改善と食事について
・遠ざけたい、内臓に負担のかかる食事
・水分摂取のおすすめ
・オメガ3を含む食材のおすすめ
認知症は改善しないというイメージをお持ちではないでしょうか。
しかし、「認知機能は改善する!」と野地さんはお話してくださりました。認知症の多くは生活習慣病と関りがあり、食事や運動といった“生活習慣の見直し”で改善するそうです。例えば「内臓に負荷のかかる食事」として小麦やサラダ油などを控えたり、適正な水分摂取や有酸素運動を取り入れることが効果的とのこと。これらの服薬との違いは、副作用がなく、ご自身やご家族で取り組める内容であることです。
認知症になると様々な症状が現れ、家族のサポートが必要不可欠となってきます。「認知機能の改善」とは、“ご本人が自分らしくいられるようになり、一緒に暮らすご家族がその改善を感じられること”とお話しする野地さん。サロンで7年間2,000人以上のお客様と関わってこられた実績をお持ちの野地さんのお話はとても参考になり、ご参加されたみなさまはたくさんメモを取られて熱心に聞いていらっしゃいました。日常のちょっとした工夫でできる予防・改善方法を、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか?
セミナーにご参加のお客様の声を一部ご紹介いたします
●年齢的に自分もなる可能性があると思い参加しました。わかりやすくとても良かったです。
●食生活のことも大変参考になりました。パン、気をつけたいと思います。
●認知症になりたくないので今日のお話、実行いたします。ありがとうござました。
●「認知症は改善する」の言葉で救われました。
〈日 時〉2025年6月3日(火) 10:30~12:00
〈会 場〉パレスへいあん(仙台市青葉区本町 1-2-2)
〈講 師〉株式会社IDENTITY 代表取締役 野地数正さん(福島学院大学 客員教授)