【認知症予防に効果的な運動と訓練について知る・学ぶ】セミナーを開催いたしました
暮らしの相談セミナー【空間認知力の低下が“事故や転倒”を誘発する危険!あなたの認知力は大丈夫ですか?】を開催いたしました
2025年4月1日(火) 10:30~12:00にパレスへいあんを会場に、『空間認知力の低下が“事故や転倒”を誘発する危険!あなたの認知力は大丈夫ですか?~空間認知低下は認知症のサイン!認知症予防に効果的な運動と訓練について知る・学ぶ~』というテーマでセミナーを開催いたしました。
本日の講師にお招きしたのは、家事代行・訪問介護・認知症改善サービスの提供をしていらっしゃる株式会社IDENTITY(アイデンティティ)にて代表取締役を務める野地 数正さんです。
株式会社IDENTITYは、家事代行サービス「BLUE・BLUE」を主体サービスとしてスタートし、サービスを利用されるお客様の高齢化に伴い、介護サービスを求める声が増えたことで、訪問介護サービス「フリケア」や認知症改善サービス「ユーモラス」などを展開されました。
野地さんは、認知症リハビリテーション専門士や全国家事代行サービス協会副会長、さらには福島学院大学で客員講師を務めるなど幅広くご活躍されています。
本日は、【認知症治療の新しい「当たりまえ」を学ぶ】ことをゴールとして、お医者さんからも聞けない認知症治療に関する新たな知識を教えていただき、大変ためになるセミナーとなりました。
セミナー内容
・老化と認知症の物忘れの違い
・認知症の原因と今後の発症推移
・認知症の改善について
・認知症の正体
・空間認知力について
・空間認知力向上、予防について
・認知症改善について
皆さんは「空間認知能力」ってご存じですか?物の位置や距離感、遠近感、速度などを正しく認知する脳の認知機能で、安全な運転をする上でも、この「空間認知能力」は適切な判断と反応のために欠かせない能力です。
車のアクセルとブレーキの踏み間違いは、空間認知能力の欠如が大きく関わっていて、空間認知能力は加齢に伴い低下するため、高齢者の事故のリスクが増加するのだそうです。空間認知力の低下は認知症のサインかもしれません。日々の生活の中に、バランスボールや創作ダンス、自転車などといった有酸素運動を取り入れることが空間認知能力向上に役立つトレーニングにもなります。
認知症は改善しないというイメージをお持ちの方が大半だと思います。
しかし、「認知機能は改善する!」という野地さんの言葉に参加者のみなさまも興味深く聞き入っているご様子でした。
認知症を改善するためには、生活習慣(食事、睡眠、運動など)を見直し、改善することが重要なのだそうです。「内臓に負担のかかる食事」特にパンや麺類といった『小麦粉』を使った食事、『サラダ油』や『農薬を使った野菜』などは認知症予防にも遠ざけたい食品です。
また、認知症患者さんの多くは、適正な水分を摂取できておらず、『自分の体重×30ml /日』という必要な水分摂取を行うことが認知症の予防・改善に有効なのだそうです。
生活習慣の改善に取り組めば、認知症の改善効果も期待できますが、認知症と向き合うには家族や周りの人のサポートが必要不可欠です。まずは家族が一緒に改善に取り組むことから心掛けてみてはいかがでしょうか?
セミナーにご参加のお客様の声を一部ご紹介いたします
●お話しが分かりやすく、楽しかったです。またお話し聞きたいです。
●とても参考になりました。参加して良かったです。
●参考になるお話しを伺い、少し自信がわいてきました。
●非薬物療法の重要さを教えて頂きました。正しい生活習慣で改善できるよう日々の生活を過ごしていきたいと思います。とても良いセミナーでした。
●認知症にならないように生活したいと思いました。
〈日 時〉2025年4月1日(火) 10:30~12:00
〈会 場〉パレスへいあん(仙台市青葉区本町 1-2-2)
〈講 師〉株式会社IDENTITY 代表取締役 野地 数正さん(福島学院大学 客員教授)